ちょっとしたヒントで思春期の子育てはずっと楽しくラクになる。
子供も、大きくなって手がかからなくなってきたな…なんて思っても、思春期ってまだまだ目も離せない不安定な時期です。
口を出さず、グッと我慢して見守っていてもモタモタや失敗が目につくことがあります。
どうしてもモタモタや失敗が気になる時は、先ずは口を出さず「子どもの選ぶ力」を育てるようにしてはいかがでしょうか?
「選ぶ力」は子ども自身に選ばせる、自分で判断する力をつける経験です。
人生は選択と決断で出来ていますからね。
では親御さんはどんな対応をしてみるといいかいくつかあげてみますね。
①自分の事は自分で決めさせる。
②選択肢を提示して選ばせる。
③どちらか決められない時は、嫌な方を聞いてみる。
④結果、子どもが決めた事は尊重する。
詳しくお話するならば…
①自分の事は自分で決めさせる。
どんな小さなことでもOKです。
親が何でも決めてしまうのではなく、子どもの考えを聞いてみましょう。
小さな決断を繰り返すうちに、自分で考える癖や決める力がついていきます。
例えば、
今日、何が食べたい?でも良いし、次のお休みの行き先を子供の意見で決める。
そんな小さな事からでも良いと思います。
②選択肢を提示して決めさせる。
たとえば、お洋服を買いに行ったりした時に、
こっちとこっちを選ばせたりも1つですよね。
お母さんは参考意見は言うけど、多数決には参加しない。
③決められない時は嫌な方を聞いてみる
子どもに決断させようとしても、悩んでしまってどうしても決められない場合は、
「どっちが嫌?」って訊いてみるのも1つですね。
選択肢が多すぎて決められない場合もあるので、消去法で選択肢を減らしたり、違う視点を与えたりしてみるのもいいですね。
④子どもが決めた事は尊重する
子どもの決断は親から見ると、時に間違っていると思うこともあるでしょう。
しかし、子どもの考え方を頭ごなしに否定するのは避け、その決断を尊重してあげることが大切です。(致命傷にならないのであれば)
たとえば冬の寒い日に、子どもがサンダルを選んだとします。
そのときは「その靴が履きたかったんだね」「でも今日は寒くなるらしいよ」と、子どもの考えを受け止めたうえで、正しい判断ができるような情報を教えてあげることが重要です。
多少のモタモタや失敗があったとしても、「まあ、いいか。」と思える範囲であれば見守ってあげましょう。
そして気になることがあれば、一度にあれこれと扱わず一つずつサポートをしてみましょう。
モタモタや失敗が続くと子ども自身が自分を嫌になってくるので、何かで行き詰まっていれば、その時に子どもが乗り越えられるように口出しではなく勇気づけをしっかりしたサポートがおススメです。
まとめ
経験を重ね、自信がつき、自立する力が育ってくれば「選ぶ力」も育ちます。
自分で生きる力が育つと子育ては、もっと楽しくラクになりますよ。
子供はいつまでも子供って言うのは、親御さんのエゴだと思うんです。
「可愛い子には旅をさせよ」ではないですが、子どもの自立を促すのも親の役割のはずですよね?